昨年に引き続き、「奥熊野いだ天ウルトラマラソン(65K)」に参加してきました。
半年前、京丹後のすぐ後にあげていた目標は「昨年より1時間縮めてゴールすること!」と意気揚々でしたが、直近の目標は「去年より1分でも縮めてゴールすること!」とずいぶんと下方修正(笑)。ここだけの話(小声)、去年はいだ天9時間30分、しまなみ100K完走、そしてアゲアゲで京丹後完走という、大きすぎる目標をあげていて、ことごとくダメだったので、今年はできることからコツコツと達成していきたいと、自分に言い訳しています(笑)。
いだ天ウルトラの魅力はなんと言っても、この景色と手作り感あるあったかいエイド。
この日はお天気も最高に良くて暑いくらいでしたが、暑いほうが合っている私には最適の気候でした。・・・が、30K手前でふらついて、なんと地面に手をついてしまいました。やばいやばい、倒れてケガでもしたら大変!と思い、30Kエイドで横になることに。やりきれない思いもいっぱいあったけど、ひとまず体を休めて、ダークサイドに持っていかれそうな気持ちをリセットすることにしました。100Kを走っていた仲間にも追いつかれ「やめるのも選択肢のひとつやで」と言われ、もう次で荷物をもらってリタイアしよか、と思い直し、ぼちぼちと走り出してみたら、もーーーー!荷物もらえるん次ちゃうやんんん(笑)!2.5K走ってエイドで「旅ランさんよね?」と励ましてもらい、また2.5K走って荷物をもらうエイドで、いつもの仲間から「がんばってるー!?」と電話をもらい、こんなに元気入れてもらってるのに、やめられんよな、となんとか気を取りなおしまして、いつリタイアしてもいいと諦めてるなら、いけることまで行こうと決めました。
去年も感動した、エイドでのみかんジュース。おじいさんが一生懸命絞ってくれてます。
生き返るんですよ〜、これが。
お代わりもいただいて、エイドでしっかり休んで、コースはできるだけ走るつもりで、よっこらしょと腰をあげます(笑)。よく「気を取り直して」と言いますけど、ウルトラマラソンって、何回「気を取り直して」動き出すんでしょうね(笑)。そう考えてたら、ちょっと笑えた。
走りながら、そもそももっと走り込んでおけば、と自分を責める時間も襲ってくるのだけど、これも「気を取り直して」今考えてもどうにもならないんだから、次までには走り込んでおこう!とポジティブに変換します(笑)。
いつの間にかたくさんの仲間ができて、一緒に走った仲間だけでなく、いろんな人に声をかけてもらえました。大阪にいる仲間からもウルトラならではw、途中で電話をもらったりして、一人で走ってるんだけど、みんなの顔が浮かびました。残り15Kから始まる7K続く登り坂の手前では、大事に大事にポケットであっためてきたジェルを飲みました。これも仲間がくれたもの・・・。
よし!なんとか日没までにゴールする!昨年より1分でも縮める!と念じながら、歩いて登る(笑)。
計算では、最後の下り8Kを走れれば、ギリギリだけど間に合うはず!
それでも、ずっと下り坂は足に堪えるわけで、間に合わないかも!と思ったところで、なぜか電話が気になって、もらっていた不明の着信に折り返ししたところ、やっぱり仲良しのTさん。「行けてる〜?」と言われたら、ウルウルきてしまい「日没までにゴールしたい〜」と泣きながら走る(笑)。
残り1Kを切って、ゴール手前で見覚えのあるシルエット発見!むこうも見つけてくれて「みきてぃ〜!」と呼ばれると、ゴールを忘れてただ涙が・・・。「おうおうおう、しんどかったよー(涙)」となんとか去年より10分縮めてゴールできました。
来年も走ったら、10時間切れるかな(笑)。
仲間がたくさんたくさん応援してくれて、すごくすごくありがたかったです。本当に嬉しかった。この歳になって、こんなたくさんの素敵な仲間ができるなんて思ってなかったなぁ。
走るって良いもんです(笑)。
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