大会企画に対する想いと「のどかマスターズ」についてお知らせ

走ってると、特に走らない方から「なんで走ってるんですか？」て聞かれますよね。

大会の企画をやっていると、やっぱり「なんで大会をやってるんですか？」と聞かれます(笑)。

ちょっと、そのあたりのことをまじめに書いてみようと思います。

実は、私は走るのがあまり好きでなく、特に長距離なんて、苦しくて血の味しかしなかった小学生時代のマラソンのイメージが強くて、とても走る気にはなりませんでした。初めて走ってみたのは、2010年の秋で「なぜ世の中の人は、こんなに走っているんだろう？」という素朴なギモンからでした。せいぜい1km走るのがやっとでしたが、感想は「あれ？それほどいやじゃない。」

そしてなにより、いつもの街や通りが違って見えました。あ、犬がいる(←犬好き笑)！とか、花が咲いたとか、今日はあったかいな、とか。自分の体とも少し会話できた気がして。

それがとても新鮮で、そういう発見を楽しみに走るようになりました。

もともと観光関係の仕事をしていたこともあり、観光地を走ってみたら、もっとたくさんの発見があるんじゃないか、との単純な発想で(汗)、大会を企画し始めました。なので、私たちの大会は、景色や感じる風や、ちょっと頑張れた自分を発見してもらえたらいいな、との想いでやっています。

まぁ、速く走れない自分でも、こんな感じの大会だったら楽しいな、と思ったんですよね(単純!)。

もちろん記録や順位にこだわって、自分を追い込みながら高めていくのは、とても素晴らしいことだと思います。自分もちょっと憧れます。でも、そういう大会の企画は、そういうことに強い方がされたほうが、断然良い大会になると思うので、私たちではないかなぁと。私たちは、遅いけど走るのが楽しい、ラン仲間とわいわい走る、ちょっとだけ競ってみる、名前だけ知ってた観光地だったけどいろいろ発見できたなど、これらを楽しんでもらえる大会を目指しています。

今回、初めて企画した「のどかマスターズ」。

私たちの想いを汲んでいただけたのか、今までの大会には、シニアのランナーさんも多くご参加くださいました。奥さまの病後の復活ランを共走してくださったご夫婦ランナーさんや、タイムを気にせず走ることを楽しみにきてくださるランナーさん。走るカタチっていろいろだと気づきました。シニアランナーの方は「今はぼちぼちやな」と言いながら月間走距離は、すごい方々も多いので、こんな方に集まって走ることを楽しんでもらえたらおもしろいな！と思い、企画しました。

・・・が、しかし、実はなかなかご参加が集まっておりません。シニアランナーさんに期待いただけない内容なのか、情報不足なのか、反省はこれからですが、人数が集まらなければ、大会としての開催は難しくなってしまいます。実際のところ、大会を企画して儲かることはありませんが(汗)、赤字や関係各所にご迷惑をかける形では、継続そのものができなくなってしまいます。今回のマスターズが、もし最少参加人数に満たなければ、お預かりしている参加料は全額ご返金し、大会は中止したいと思っています。でもでもでも、せっかく予定して楽しみにしてくださっていた皆さんには、申し訳ない気持ちでいっぱいですし、私たちもとても楽しみにしていたので「試走会」という形に変えて、実施したいと考えています。充実したエイドなどは出せませんが、せっかく作ったコースですし、新緑の明日香村の景色も見ていただきたいし、もしよろしければ、ぜひそのままお越しください。

最終決定は、締め切り終了後になりますので、あと５日です。

改めてお知らせしますが、あらかじめご了承ください。

ご心配をおかけすることを、心よりお詫びします。